建学の精神/学長メッセージ
建学の精神
うつくしく生きる
高松学園初代理事長である髙松了秀は、真宗の教育を実現すべく、「新しい時代にふさわしい教養豊かな女性を、伝統の念仏の心をもとに育てたい」という願いのもと、学校法人高松学園を創設した。時代が移り変わる中、本学では女子学生に限定した教育ではなく、男女を問わず、また社会人等も含めた幅広い人間(ひと)に対する教育に変化してきた。しかし、根底に流れている開学時の精神は変わることなく歩んでいかねばならない。よって、本学においては、この願いを「うつくしく生きる」ということばで表現し、建学の精神としている。
「うつくしく生きる」には、「うつくしい生き方」「うつくしい世界」というものがあることに気づかないといけない。そして、私自身が「うつくしい生き方」をしておらず、また、「うつくしい世界」を生きていないということに気づくことが必要である。
「うつくしい生き方」や「うつくしい世界」を求め続けていく生活の中で、「うつくしい生き方」や「うつくしい世界」にたどり着くことができるのだ。したがって、「うつくしく生きる」とは、手段ではなく、結果である。「うつくしく生きる」ことを手段とすると、かえって醜い生き方をしてしまうことになる。
教育理念
本学は「うつくしく生きる」という建学の精神に則り、それを具現化するための方向性として以下の3つを示します。
- 私たちは、それぞれが異なる存在であり、異なる存在であることが尊いことを認識し、自分と違った生き方を尊重できる私を目指します。
- 私たちが知る世界はごく一部である。真実の世界はそのもっと先の、もっと奥深いところにあることを自覚し、常に学び続けます。
- 私たちは、周りの願いに気づき応えていくことで、自分の人生の意義を見出していきます。